きみ:写真館
                          photo きみ俳句(令和 四年)
 
ohoto 俳句    No 2 (令和4年1月 ~12月) 2022年
 
    シニアの暮らしから見 聞き 咀嚼し 乏しい五感から裸のままの 写生句です。
  十七文字から 編み出した写生表現 共感出来れば幸いです。
   年の功の垣間見る””表現できれば””これまた嬉しい限りです。
           どうぞよろしく
 
                             きみ写真館表紙 

photo : きみ俳句
俳句の結社(雉)・・各種色々ですが、この会の特徴は、写生句”” 感情は禁、飽くまでも観たままで・・・

・・・photo きみ俳句・・・

令和 五年 (2022年)
 雉掲載句 十二月句
蘇鉄抱き菰巻く揃ひ法被かな
地に擦りて袖より長し千歳飴
日溜りの刈田に弾む群雀
満天の星の中なる捨て案山子

 雉掲載句 十一月句
栴檀の万の実の揺れ学徒の碑
総出して蕎麦の刈り取り日本晴れ
学校田籠に集むる落穂かな
干蒲団入れて部屋中日の匂ひ
銀杏黄葉少女の影の長く伸び

 雉掲載句 十月句
稲架襖帰る夫婦の影長し
稲掛くる夫のそびらの夕日かな
熊笹に絡み咲きたり蔓竜胆
新蕎麦をすする右利き左利き
草叢にまじりて揺るる吾亦紅

 雉掲載句 九月句
赤蜻蛉午後の日差しに群れて飛び
外科医院出てコスモスの道帰る
花芒蔦に覆はれ水車小屋
ぶな林の我の足元秋の蝶

 雉掲載句 八月句
せせらぎと爺の鼾や夏の月
草いきれ案内板のいたく錆び
朝顔の天辺の花揺れゐたる
灯篭流し川面溢るる平和の字

 雉掲載句 七月句
目を細め草笛鳴らす少女かな
畔の道キツネノボタンで埋まりをり
さざ波の湖に在る月夏至の入り

六月句
紫陽花や老女の話尽きもせず
窓を開け朝の光に夏燕
草笛や土手を駆けゆく餓鬼大将
尺八の五音 つ若葉風
                 シャッタ押す緑の中の花卯木            2023/06/ 27  

雉掲載句 五月句
サンカヨウ花弁透ける初夏の雨
大ぶりの温みの残る柏餅
緑射す木道下を亀歩く
庭に摘む石竹数本供花に足し
              むらさきの煙る大空花楝           2023/05/ 18  
               若葉今怒涛となれり臥龍山          2023/05/ 05   

雉掲載句 四月句
 尺八を奏で弥生の月仰ぐ
雪柳人通るたび揺れにけり
              伊根泊り霞む海より日の出かな           2023/03/21   
               雨上がり一気に桜咲き揃ひ            2023/03/27   

雉掲載句 三月句 
        一列に畑土割りてチューリップ    
田芹摘む押さえて籠の軽ろさかな
落ち椿垣根に沿うてけんけんぱ
裸婦像を囲み薔薇の芽一斉に
                黄水仙水辺に朝日きらめいて             2023/03/15   

雉掲載句 二月句
つがひ来て啄む目白冬林檎
窓明かり土鍋に香る小豆粥
一筋のけもの足跡雪野原
鵯の小鳥を払ひ喰う蜜柑ヒヨドリ
鵯の小鳥を払ひ喰ふ蜜柑   2023/02/15 写

令和 五年 (2023年)雉掲載句 一月句
草履履く托鉢僧へ風花す
雪合戦コロナの鬱を払ふごと
雪晴れや妻と並びて体操す
肩の雪払ひ乗り込む市電かな
つがひ来て啄む目白冬林檎   2023/01/22 写
               菰の中緋色深めて寒牡丹           縮景園・園内   2023/ 1/16
 
 
 
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